ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)の銀行口座から、水原一平容疑者が不正に電子送金した金が、胴元のギャンブルの資金となっていた疑いがあることがわかった。
スポーツ専門チャンネル「ESPN」は4月30日、関係者の話として、水原一平容疑者が大谷翔平選手の銀行口座から不正に電子送金した金が、違法賭博の胴元、マシュー・ボウヤー氏のギャンブル用の資金になっていたと報じた。
ボウヤー氏と関係者は、水原容疑者からの金を、カリフォルニア州やラスベガスにあるカジノの、ギャンブルに使用する口座に送金した疑いが持たれている。
ボウヤー氏は、掛け金として4000万円から1億5000万円を用意し、月に2、3度カジノを訪れていたという。
また、ボウヤー氏は2023年10月、当局による家宅捜索で、自宅から宝石や高級ハンドバッグなどが押収されている。
この事件で水原容疑者は、日本円で約24億5000万円を不正に電子送金した銀行詐欺の疑いで訴追され、9日の出廷で罪状認否が行われる予定。